最終更新日 2025年6月24日
最も普遍的で知名度の高いインゴットとは、どんなものなのでしょうか。
そもそもインゴットとは金属の塊であり、延べ棒といったほうがわかる人も多いでしょう。
普遍的で知名度が高い金の延べ棒
様々な延べ棒が存在していますが、最も普遍的で知名度が高いのは、金の延べ棒です。
歴史上世界で様々な種類が作られてきましたが、現在は世界各国で厳しい審査基準を設けており、基準をクリアし、品質が確かだと認められたものだけが呼ばれる名称となっています。
日本では純度が99.9パーセントの物だけで作られており、表面上に99.99と記されているものが多いです。
あるいは999.9と刻印されているものもあります。
テレビドラマなどで有名なのは1㎏で、価格が数百万円する物です。
しかし、そこまで高額な物ではなくても、様々なサイズが存在しています。
最小単位は5gで、10、20、50、100、200、300、500があり、小さなものであればペンダントトップをはじめとしたアクセサリーとして使用することも可能です。
500g未満の売買の場合は手数料がかかる
なお、売買を検討して購入する場合には、500g未満の場合は手数料がかかってしまうため、売買するときに注意が必要となります。
ただし、1㎏や500gなどの大きな単位で売却をする場合、課税対象となってしまい、確定申告をして追徴税を納めなければなりません。
そのため、手数料を取るか、追徴課税されるのかどちらがお得か判断してから売却を決めてください。
大きなものをそのまま売るよりも、分割して小さなものに分けてから一部を売ることで、残しておいたものが高い値段となる可能性もあります。
また、年間100gまでの売却であれば、基礎控除額に収める売却額となるため、追徴課税されないことも知っておきましょう。
資産としてインゴットを持つメリット
分割する場合は信頼できる店に任せなければ、精錬してもらった後品質が悪すぎて買取不可となってしまうこともあるため、依頼する店は慎重に選んでください。
資産としてインゴットを持つメリットとして挙げられるのは、省スペースで幅を取らないことです。
札束を補完するよりも小さくスマートであるため、1㎏であっても小さな引き出しに収めることが可能でしょう。
また、世界共通の価値があるため、アイテムとしての価値がそれほど下がらず、安定した値動きであることも知られています。
資産の一部を変化させておくことは将来に備えたリスク管理の一つと考えられており、推奨する人も少なくありません。
また、世界的な不況などがあってもその価値は変わることがないといわれており、有事の時には持っていたほうがいいといわれるほどです。
純度が高ければ高いほど高値で買い取ってもらいやすい
日本国内では買取ショップが増えているため現金化しやすいところが多く、スムーズに現金化できる可能性が少なくありません。
ただし、信頼できるショップかどうか判断しなければ、買いたたかれてしまうリスクが存在しているため、信頼できる買取ショップを選びましょう。
純度が高ければ高いほど高値で買い取ってもらいやすいです。
そのため、純度が高いものを補完しているという人は多く、万が一の時に向けて保管していることが多くなっています。
ただし、デメリットとして防犯設備に対する配慮が必要であることが挙げられています。
防犯設備が整っていないと、盗難などのリスクが高く、夜も安心して眠れないという人が多いです。
金融機関に預けておくことや、自分で専用の保管スペースを確保しておくことが必要となります。
ただし、純金積み立てで購入した場合、買った会社にあずかってもらうことも可能です。
有料となっているため、利用する前に銀行の保管スペースとどちらが低価格で済むのか、どちらが防犯性の高い場所なのかを考えて利用してください。
株式などの場合に発生する配当や利息などが一切つかない
また、デメリットとは言いづらいですが、株式などの場合に発生する配当や利息などが一切つきません。
ただ持っているだけで、市場が高値で買い取ってくれると知り、買取価格よりも高い値段で買い取ってくれる時のみ、利益を得られます。
中長期的に計画的な売却計画を必要とするため、利益をどのように得たらいいのか積極的に考えましょう。
まれに、ただ持っているだけで満足してしまう人がいますが、よくありません。
持っているだけではなく、資産としてより効率よく高値で売却できるように、市場価格の情報をいつでも集めておくことが資産運用として必要です。
小さなものであればインターネットで買ったほうが、自宅まで運搬してくれるため便利だといえます。
自宅まで持ってきてもらえることで、周囲からの盗難を防ぐことにつながるでしょう。
短期間での売却を狙うのではなく、中長期的な売却をすることで利益を出すのが資産運用といえます。
まとめ
必ずしも売却をする必要がない場合もありますが、できたら売却して利益を得たいと思っている人も多いです。
売却を希望していない場合、分割して孫や息子たちに分けるという人もいます。
利用するときに何を目的とするかによって、売却か保有かが決まるでしょう。