最終更新日 2025年6月24日
一戸建てやマンションの建設や外壁塗装工事、解体でも必ず必要となるのが足場で大体は他社からのレンタル利用します。
外壁を取り囲んで設置するのでかなりの数が必要で、現場で採寸と設置の見通しを明確にしてから試算し、それから契約を結びます。
事前にレンタル価格の相場を知っておくことで、見積もりのときにも素早く進められます。
最初に現場の状況から外壁に対し使う足場の形状、設置面積を明確に試算しますが、大体は貸し出しと設置料金は面積で算出し、宅地の坪数を伝えて見積もりをしてもらうと便利です。
関連情報
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一般的な設置費について
一般的に設置費は1m²あたり700円~1000円が相場で、飛散防止ネットが100円~200円です。
費用には飛散防止ネットも含まれていることが多いので一緒に計算しておくと良いです。
二階建ての一戸建てだと大きさにもよりますが15~20万円前後かかることが殆どで、これに施工費用や諸費用を合計したものが業者に支払う料金になります。
足場やシートを設置、解体以外に作業期間中のシートのメンテナンスも含めているため、少し高額に感じますが妥当と言える金額です。
組み立て技術と国家資格を持っている労働者を配置することが義務付けされている
多くの人は工事にかかる費用を出来るだけ抑えたいものですが、知識や技術があるなら業者へ足場だけレンタルして後は自分で施工する方法もあります。
ただ組み立て技術と国家資格を持っている労働者を配置することが義務付けされていて、契約内容もきちんと理解しておかないといけません。
費用相場は一般的に使うビケだと30日間で約20万円かかることがおおく、敷地の大きさや現場状況で違ってきます。
外壁塗装工事は天候で作業が遅れたり、アクシデントなども起きるため延長加算料金がかかることもあるので事前に約款をしっかり確認することが大事です。
相場より安すぎるところは要注意
業者へ依頼するときも個人施工で足場だけ借りる場合も、相場より安すぎるところは要注意です。
無料と言っているところは他の費用で上乗せしていて相場よりも高くなることもあります。
家の外壁工事以外に屋根の塗装や修繕でも使いますが、工事内容や屋根の形状に関係なく地上から2m以上の高所で作業するときは、組み立てなどの安全対策を必ずすることが法律で定められてます。
安全を確保した状態で作業することで、効率もあがって工事にかかる時間や費用を抑えられます。
くさび緊結式が安定性があって組み立てや解体がしやすい
家屋の立地条件などで使う種類も違い、近年ではくさび緊結式で、安定性があって組み立てや解体がしやすいです。
組み立てではハンマーなどを使い緊結するので大きな音が発生し、事前に近隣への理解をもらっておく必要があり、設置に必要なスペースが大きいので家屋が隣接する土地だと使えません。
この場合は、単管ブラケットや単管と言われる省スペースタイプを使います。
単管ブラケットは、設置に必要な場所が小さく強度もあって風雨に強いですが、組み立ては複雑で難しくくさび緊結式よりも費用が高いです。
単管は単管ブラケットやくさび緊結式が使えないところで使うことが多く、省スペースの設置が出来て家が隣接する現場でも使えますが、狭さのため作業性の制限と枠組みの安定性について難があったりします。
大体は別の部分で割増請求されることが多い
価格は最も高いのが単管ブラケットで安いのは単管ですが、土地の広さや現場により異なり15万円から20万円ほどかかります。
中には相場よりも格安だったり、無料にしている業者もありますが大体は別の部分で割増請求されることが多いです。
屋根の勾配が急だと屋根用のものとを追加し、「井」の形に組み上げるもので必要になればこれも追加料金として加算されます。
見積もりや業者と話し合いをよくしてから、相場にあった金額であることを確認して決めた方がいいです。
屋根の図面
屋根の工事の費用を正確に算出するときに必要なのが屋根の図面ですが、家により屋根の形が違うので入手の仕方も異なります。
家の建築を依頼した建築会社だと、家の図面を保管していることが多いため問い合わせしてみて図面のコピーを送ってもらいます。
自宅に保管してなく、建設会社でも管理してないなら屋根の工事会社に見積もりをしてもらいます。
図面がないパターンの計算式もあるので自分で計算して概算は出せますが、精度は下がるためきちんと工事会社へ見積もりを算出してもらってから判断し、見積もりも2社以上からとります。
火災保険が適用されると工事費は保険会社から支払われる
家屋の屋根工事で加入している火災保険が適用されると、工事費は保険会社から支払いがされます。
その中には足場代も含まれているので設置費用は0円になります。
火災保険は突風・台風・落雷・ヒョウ等による屋根の破損に適用されて、加入している保険で約款が違うので自然災害での工事を検討しているなら、業者へ連絡するために保険会社へ連絡したほうが良いです。
悪質な業者に詐欺をされることを防ぐために、保険会社とのやり取りは契約者本人が行うことが欠かせません。
経年劣化での修繕などは火災保険は適用されず、風災か経年劣化での破損か判断が難しい場合でも、保険会社に相談したほうが良いです。
まとめ
工事を委託する業者でも加入している保険を確認し、瑕疵保険という工事の作業中に起きた事故や家屋の損害を補償するものが用意されてます。