行政書士は誰でも目指せる?

最終更新日 2025年6月24日

国家資格の中でも行政書士は「誰でも目指せる資格」と言われています。
誤解のないように言えば、あくまでも「目指せる」であって、誰でも簡単に合格出来るという意味ではありません。
なぜこのように言われているのかといえば、行政書士の受験資格にあります。

他の国家資格を見てみると、例えば弁護士になりたいと思ったら現行法では法科大学院に入学しなければなりませんし、法科大学院に入学するためにも大学の法律の単位を取得しておかなければなりません。
つまり、弁護士になろうと思ったらまずは大学から入らなければならないのです。

薬剤師にしても、薬科大学を卒業してから国家試験に合格しなければなりません。
国家資格の受験資格が薬科大学での講義になりますから、いきなり薬剤師の国家試験だけを受ける事は出来ないのです。

このように、国家試験そのものを受けるために必要な事を満たしておかなければならないのですが、行政書士にはそれが無いのです。
受験に当たり、大学で取得しておかなければならない講義がある訳ではありませんし、年齢制限もありません。合否を抜きにすれば、誰でも受験する事が出来るのが行政書士なのです。

実務経験も問われませんので、文字通り「誰でも目指す事が出来る」のです。
もちろん合格するためにはしっかりと勉強しなければならないのは言うまでもありません。

行政書士国家試験の合格率は年々低くなっていると言われていますが、それだけ試験が難しくなってきている事の裏返しでもあります。
ですので、合否はまた別問題ではありますが、受験資格だけで言えば何もないのですから、誰もが目指す事が出来ます。実際、かつて行政書士は「フリーターのための資格」と言われていました。

受験資格に何も制限がありませんでしたから、何も目標がないフリーターが「とりあえず目標を持つ」という意味で目指す事が出来る資格でもあったのです。
それでいて国家資格なのですから、資格の持つネームバリューも抜群ですし。

 

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行政書士 – Wikipedia
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